私たちの考え方
当社は、本来の実力と、実際に発揮される実力との差を「実行ロス」と呼んでいます。
そして、その解決の鍵は個人の能力や意識ではなく、会社が主体となって実行基盤を整えることにあると考えています。
本ページでは、ネクセントが考える「実行ロス」と、その解決の方向性を示す「AAEモデル」についてご紹介します。
実行ロスとは
本来の実力を下回る割合
戦略は描けているのに、現場の行動へと変わり切れない。
改善のアイディアはあるのに、実践まで進まない。
現場は忙しく動いているのに、組織として成果につながらない。
このように、本来の実力と、実際に発揮される実力との差を、当社は「実行ロス」と呼んでいます。
実行ロスの原因は「実行基盤」にある
実行ロスは、人材の能力不足や意識の問題だけで発生するものではありません。当社は、その背景に、戦略を実践へとつなげる会社のしくみ、つまり「実行基盤」の機能不全があると見ています。
例えば、
経営の意図が、現場の行動へと翻訳されていない
判断や意思決定に時間がかかり、現場の行動のブレーキになっている
現場の主体性や自律性を支える会社のしくみがない
といった状態です。
優れた戦略や優秀な人材がいても、実行基盤が機能していなければ、現場は本来の実力を発揮することができません。
会社主導による実行基盤づくりが重要
当社は、実行ロスを減らすためには、個人への働きかけ以上に、会社が主体となって実行基盤を整備することが重要だと考えています。そして、その実行基盤が機能するためには、三本柱(AAEモデル)が必要になります。
実行基盤の三本柱(AAEモデル)
会社が立てた戦略を、未経験の行動であっても現場が実行できるように、会社主導で整備すべきしくみ。これを実行基盤と呼びます。
実行基盤の基本要件は、求心力・機動力・支援力の3つの力を備えていること。どれか一つが欠ければ、残る二つでは補えない。
三本柱の英語名 Strategic Alignment / Organizational Agility / Frontline Enablement のうち、Alignment/Agility/Enablement の頭文字をとって、AAEモデルと呼んでいます。
求心力(Strategic Alignment)
会社が、戦略の背景や意図について対話を重ね、現場の共感を得ることで、現場が自分の言葉で語れる状態で動き出せること。
戦略は、配っただけでは届きません。会社が背景と意図を伝え切るまで対話を重ね、現場の共感を得ることで、現場は戦略を自分の言葉で語れるようになります。そこではじめて、何を目指し何を優先するかを、現場が自ら判断できるようになります。
機動力(Organizational Agility)
会社が、現場が抱え込む障害を引き取り、解消する意思決定を素早く行うことで、現場が自ら行動を加速できること。
現場が止まるとき、その多くは判断を待っています。しかも障害は、現場が抱え込んだまま差し出されないことが少なくありません。会社の側からそれを引き取り、解消するまでの意思決定を速めることで、現場は次の行動へ移れます。
支援力(Frontline Enablement)
会社が、現場の完遂と学習を継続的に支え、現場からの知見に学ぶことで、現場が主体的・自律的に動き続けられること。
やり切るところまで見届け、そこで生まれた知見を会社が学び、次へ渡す。会社がこれを継続的に支えることで、現場は主体的・自律的に動き続けられるようになります。
三本は、どれか一つが欠ければ残る二つでは補えません。裏を返せば、どれが抜けているかが分かれば、直すのはそこ一つです。三本柱で測るのは、そのためです。
三本柱から実践へ
当社は、本来の実力と、実際に発揮される実力との差を「実行ロス」と呼んでいます。ネクセント株式会社『戦略実行の実態調査 2026』(2026年6月実施/2026年8月発行、全国の就業者570名)では、会社の戦略が自分の行動に反映されていない人が46.5%、実行ロスは平均30.3%でした。
実行ロスは、回答者本人の発揮度をたずねる設問への回答から算出しています。手法の概要と主要集計は戦略実行の実態調査 2026で公開しています(実行基盤12問の設問文は非公開)。
ネクセントは、この三本柱にもとづき、実行基盤づくりを支援する「戦略実行アクセル」を提供しています。戦略が現場で回り続けるための実行基盤を、会社が自らの手で整えられるよう支えます。